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パルジファル二日目 [音楽]

パルジファル二日目。

本日は第二幕の出来が素晴しかったです。

パルジファル役は片寄純也さん。
来年に予定されている「名古屋マーラープロジェクト」でもパルジファルを歌っていただく予定です。

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終演後マエストロにご挨拶

二期会「パルジファル」初日 [音楽]

いよいよ、飯守泰次郎先生指揮の「パルジファル」が初日を迎えました!

本日は皇太子殿下のご臨席を賜り、まさにこの神聖舞台祭典劇に相応しい幕開けとなりました。

指揮:飯守泰次郎さん
演出:クラウス・グートさん

細かい感想は全日程終了後にまとめて書くとして、初日の感想としては非常に充実したものでした。
二日目以降も大いに期待です。

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お帰りになる皇太子殿下のお車列。

東京芸術劇場リニューアル記念「復活」 [音楽]

暦の上でも、プロ野球的にも、すっかり秋の空気が漂っておりますが、天候だけは真夏日が続きます。

午前中はゲーテでドイツ語夏期集中講座。今週から先生が変わり気分一新頑張ります。
午後からは、新装成った東京芸術劇場のリニューアル記念公演「復活」を聴いてまいりました。

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指揮:下野竜也さん
ソプラノ:小川里美さん
メゾソプラノ:清水華澄さん

管弦楽:読売日本交響楽団
合唱:東京音楽大学

<曲目>
マーラー交響曲第2番「復活」

かねてから、長いエスカレーターや、公園のベンチみたいな椅子や、不具合の多いパイプオルガン、
ムラの多い音響など、個人的に不満の多いホールだったのですが、リニューアルしてどのぐらい改善
されたろうかと確認がてら行ってまいりました。

とりあえず、椅子がフカフカになっていましたが、それ以外の部分はあまりリニューアル効果が感じら
れず、期待した音響も前とそれほど変わらない印象です。

改装中はオペラシティなどに場所を移していた在京オーケストラの定期公演が、芸術劇場に戻ってき
ますので、何とか音響にムラの出ない楽器の配置などを見出して欲しいと思います。

演奏は、迫力はあったものの、オーケストラのミスが多く、少々残念な印象でした。

都響 プロムナードコンサートNo.350 [音楽]

毎日蒸し風呂の中を歩くようで、暑さがまとわりついてきて外出するのがいやになります。

今日からゲーテ夏期集中講座が始まりました。
少々背伸び気味のコースを受講しているためついていくだけでも大変ですが、
頑張りますよ~

さて、サントリーホールへ都響プロムナードコンサートを聴いてきました。

指揮:ユージーン・ツィガーンさん
ヴァイオリン:アレクサンドラ・スムさん
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<曲目>
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調
R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」
R.シュトラウス:交響詩「死と変容」

ツィガーンさんのキビキビとしたクリアな音楽作りとスムさんの良くコントロールされたヴァイオリン
の音色が冴える好演でした。

少々単調な印象も受けましたが、オケの鳴らし方などは実にバランスが良く、サウンド的には満足
の行く演奏会でした。

石川滋 コントラバスリサイタル2012 [音楽]

昨日までの暑さが嘘のように涼しく爽やかな一日となりました。
このままずっとこの涼しさが続いてほしいですが。。。

オペラシティリサイタルホールへ石川滋さんのコントラバスリサイタルを聴いてまいりました。

石川滋さん(Cb)
山田武彦さん(Pf)

<曲目>
・J.C.バッハ:アダージョ
・J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第4番
・ベートーヴェン:魔笛の主題による12の変奏曲
・グリーグ:チェロソナタ イ短調(コントラバス版)

アンコール
・ボッテシーニ:夢
・サン・サーンス:象(動物の謝肉祭より)

毎年この時期に開かれる石川さんのリサイタルは、私にとっては楽しみな年中行事の一つです。
今日も、チケットはかなり前から確保し、万端準備を整えて聞いてまいりました。

一言、打ちのめされました。。。

たまたま私の知り合いが聴きにきていたのですが、コントラバスのソロを聴くのは初めてだという
彼が、「コントラバスってこんなに歌える楽器なんだね!感動した!」と、興奮気味に話していまし
た。これが何よりもうれしかったです。

ベルン交響楽団の首席奏者としてのお仕事もあるので、リサイタル活動をできる時期は限られて
しまうのでしょうけれども、ソロ活動をされるコントラバス奏者は貴重な存在なので、
今後益々石川さんの演奏が聞ける機会が増えることを祈らずにはいられません。

東京シティフィル 第30回ティアラ江東定期 [音楽]

蒸し暑い一日。こんな日は家でクーラーを効かせてゴロゴロしていたいです。

が、頑張って(?)ティアラ江東へ東京シティフィル演奏会を聴いてまいりました。

指揮:飯守 泰次郎さん
ヴァイオリン:小野 明子さん

メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」 作品26
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64
シベリウス:交響曲 第2番 ニ長調 作品43

飯守先生のほとばしる情熱にオーケストラが呼応して、非常に熱いコンサートでした。
特にシベリウスでは飯守節炸裂で、フィンランドの雪や氷がすべて融けてしまうのではないか
と思える熱の入りようでした。
飯守先生は国民楽派も大変お好きとのことですので、これからどんどん演奏していただきた
いものです。

新日本フィル #497 定期演奏会 [音楽]

今日は荒れ模様の天候で、じめじめとした一日でした。

すみだトリフォニーホールへ新日本フィル定期演奏会を聴いてまいりました。

<指揮>
ダニエル・ハーディングさん

<曲目>
シューベルト作曲 交響曲第7(8)番ロ短調 『未完成』 D.759
R.シュトラウス作曲 交響詩『英雄の生涯』 op.40 

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素晴しい演奏会でした。
どっしりと腰の据わったテンポ設定で、一つ一つのフレーズ・テーマを丁寧に料理していきます。
まだ30代の若さで、これだけ風格のある演奏ができる、ハーディングさんの力量に感服です。
オーケストラも高い集中力で素晴しいサウンドを作り出していました。

ところで、N響の次期首席指揮者にパーヴォ・ヤルヴィさんが就任すると発表されました。
2015年~とのことなのであと3年待たねばなりませんが、若干迷走気味に思えるN響が、
これで一気に輝きを取り戻してくれれば、と大いに期待しています。

東京バロック・スコラーズ「マタイ受難曲」 [音楽]

蒸し暑い一日となりました。

午前中は東京都美術館へ「マウリッツハイス美術館展」へ。
門外不出かと思っていた「真珠の耳飾の少女」が来日するとあって、気合を入れて朝7時
から並びました。その甲斐あって一番乗りで見ることができました。
会期中は10回は観に来ようと思っております。

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午後からはすみだトリフォニーホールへ東京バロック・スコラーズの「マタイ受難曲」を聴い
てまいりました。

■指揮
三澤 洋史さん

■ソリスト
福音史家・テノール  畑 儀文さん
イエス  浦野 智行さん
ソプラノ   國光 ともこさん
アルト   高橋 ちはるさん
バス   藪内 俊弥さん

この団体は、演奏会に先立って「マタイ受難曲」の講演会を開いてくれたりと、実に意欲的に
活動をされています。本日の演奏も実に素晴しいものでした。

三澤さんは、ソフトなタッチの音楽作りで、合唱とオケも豊かでふくよかな音作りでした。
個人的にはもう少しガツンとボリュームのあるほうが好みですが、こういう優しいマタイもまた
良いものだと思いました。

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今日の演奏会チケット。
こういう素敵なデザインのチケットは、昨今珍しいですね。

都響 第736回定期演奏会Bシリーズ [音楽]

今日は蒸し暑い一日となりました。
台風による南からの湿った空気で不快指数もうなぎのぼりです。

さて、サントリーホールへ都響定期演奏会を聴いてまいりました。

指揮:大野和士さん
ヴァイオリン:庄司紗矢香さん

<曲目>
シェーンベルク:浄められた夜
シマノフスキ:ヴァイオリン協奏曲第1番
バルトーク:管弦楽のための協奏曲

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結構マニアックな曲目ですが、今や日本を代表するスター競演とあって前売りは完売。
演奏も素晴しいものでした。

特にシマノフスキのヴァイオリン協奏曲第1番は、まったく初めて聞く曲ですが美しい
旋律でとてもよい曲ですね。
バルトークは若干整いすぎの感じで、個人的には5楽章とかもう少し荒れ狂った方のが
好みですが、この辺は好みの問題でしょうね。

ルドルフ・ブッフビンダープロジェクト1日目(後半のみ) [音楽]

新国立劇場の「ローエングリン」を聴き終えて、猛ダッシュで錦糸町のすみだトリフォニー
ホールへ向かいます。

すみだトリフォニーホールが企画した「ルドルフ・ブッフビンダープロジェクト」。
なかなか味な企画を立てるじゃないか、と非常に楽しみにしていたのですが、ローエングリン
と重なってしまい、後半のみ聞く形となってしまいました。
ブッフビンダーさんごめんなさい。

<プログラム> (聴けた物のみ)
シューマン:交響的練習曲

アンコール
シューベルト:即興曲
J.シュトラウスⅡ:ウィーンの夜会「こうもり」などのワルツの主題による演奏会パラフレーズ

ブッフビンダーさんらしい骨太でいぶし銀の演奏を楽しむことができました。
シューマンで薄暗い雰囲気をかもし出したかと思えば、アンコールではウィーンのワルツの
世界へと一気に聴衆を誘う、この当たりの切り替えの巧みさは流石巨匠であります。

「プロジェクト」と銘打っているのでこの日一日で終わりではありません。
6/19にブラームスのPコンチェルト2曲があります。こちらも楽しみです。

ただ、せっかく「プロジェクト」と銘打つのですから、ベートーヴェンのピアノソナタ全曲とか
演奏してくれたらよかったのに、と思うのですが、色々と予算の都合などあるのでしょう。

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終演後にいただいたブッフビンダーさんのサイン。
どこまでが「Buch」でどこからが「Binder」なのか。。。

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